◆中国新型コロナ感染症(COVID-19)の定点観測経過について 下記PDF参照 20210111 New
中国武漢から発生したCOVID-19の公開情報を2020年2月から定点観測しました経過報告抜粋です。
宇宙からみた夜の東シナ海周辺!
地球観測衛星から観測した中国沿岸部,台湾,北朝鮮,韓国,本州・九州・南西諸島および東シナ海・黄海周辺の夜間の画像を下記のPDFファイルでご覧下さい.台湾,中国沿岸部・朝鮮半島南部韓国の都市の明かり,および韓国周辺海域の漁船等の明かりが鮮明に映っています.この画像は2012年9月24日に観測された夜間の画像です.黄海中央海域には,中国と韓国の領海等線のように,南北ほぼ直線状に漁船の明かりがみえます.また,東シナ海周辺の中国沿岸部側には,多くの漁船等の明かりが映っています!
■自然災害に対する防災・減災対策! New!
タイの洪水は人災か? 「タイ洪水をもたらした大雨は予測できていた!」
タイの洪水はアユタヤからバンコク市内を含めた広範囲・長期化の様相を呈し、日本企業の工場等が浸水し、産業・市民の生活に大きな影響を及ぼしています。
タイのチャオプラヤ川とバンコク・アユタヤ,カンボジア・ベトナムのメコン川とプノンペン・ホーチミン,バングラデシュのガンジス・プラマプトラ川とダッカなど,アジアのモンスーン地帯の都市は,もともと氾濫平野で絶えず洪水・氾濫の危険性と生活・農業という治水と利水の問題がある中で,都市が形成されてきております.
その中で,我が国も近年の地球温暖化,異常気象・極端気象現象による連続的な豪雨が増加しており, 地震・つなみとともに,台風・豪雨による自然災害の軽減に対して,防災・減災施策を求められています.
そして,今回のタイの洪水に対して,人為的なミスなども提起されています.
東京大学大学院理学系研究科長の山形俊男教授は、「タイ政府によるダム開放の失敗などミスマネジメントも大きな要因としながら、インド洋から太平洋にかけての海の気象の影響が大きい」と指摘しております。略 「 今年,インドシナ半島に平年以上の大雨が降ることは、気候予測情報からわかっていた。もしタイ政府がそれを知り、雨季が訪れる以前にダムの水量を減らしておいたならば、今回のような大洪水は避けられた可能性が高い。要はそこがタイ政府のミスマネジメントだといえるのである。 ・・ 半年程度前から予測できていたわけで、この情報が現地にきちんと伝わっていれば、稲作など農業の対策には有効だし、今回のような洪水も防げたかもしれない。 (ナショナル ジオグラフィック日本版公式サイト 日経ビジネスOnlineに掲載より) 」
◆東日本巨大地震後の日本列島の夜にあかり New!
米国の気象衛星DMSPが観測した,夜の日本列島の明かりの画像です.都市・市街地・工場等の人間活動が活発な地域が明るく表示されています.この画像は,震災前の2010年の画像と震災の1日後の2011年3月12日の画像を比較し,仙台・東日本太平洋沿岸地域などの震災後に電力停止した地域が,オレンジ色で表示されています.
(NOAA > NESDIS > NGDC > Earth Observation Hpより)
□地球と人間活動の未来を考える会
Understanding Geosystems & Human-Earth Relations
◆地球温暖化,地球環境問題に関する地球と人間活動の係わりについての調査研究
◆地震・つなみ・火山噴火など(内的営力)による人間社会・活動への影響と災害
軽減・減災についての調査研究
◆台風・豪雨・干ばつなどによる洪水・干ばつなどの気象災害における人間社会・
人間活動に与える影響についての調査研究
などを通じて,人類の未来世代への現代世代の役割・使命について考える会です.
未来世代への役割・使命
地球温暖化・地球環境問題は,21世紀の直面する人類の課題であり,人間の安全保障の問題であることは,国際社会の基本的な認識です.気候システムには慣性があり,地球環境がさらに悪化してから手を打ったのでは安定化は極めて困難である中で,今後も,米国,中国,インドなどが温室効果ガスを大量に排出し,10億人を超える人口を抱える国々での環境汚染問題が,益々深刻化していることが危惧されています.
現在の地球環境問題は,化石燃料の大量消費,人口の急増に伴い人間活動が地球規模に膨張したことが主因です.世界の人口は1650年に約5億人,1800年に10億人,1960年には30億人,その40年後の1999年には60億人に,そして,2050年頃には90億人(中国とインドの2カ国の合計で1960年の世界人口レベルの約30億人)になると予測されており,急激な世界人口の増加,いや爆発です.
大量生産・大量消費・大量廃棄型社会は,この急激な人口増加・爆発の中で破局を迎えることが危惧されています.その中で,世界最大の温室効果ガス排出国である米国は,経済への影響を理由に京都議定書に参加していません.しかし,世界経済は地球環境が安定している中で成立しているのであります! レスター・ブラウンは「“環境は経済の一部ではない。経済が環境の一部である。”という“エコ・エコノミー”」を提唱しています.自然災害が多発し世界各地で甚大な被害が生じ,世界の水・食料資源などが激変すると,世界の人々に影響を与えるとともに,安全保障や世界経済にも影響を与えます.
我々は,子供たちと人類の未来のために,長い地球の営みの中で生成された豊かな恵み・資源をただ消費するだけでなく,人間活動による地球環境への影響を認識し,より良い未来を築くために行動すべき時期に生存している世代です.我々の行動・決断は,この地球に住む子供たちと共に,未来のすべての世代の人類と生物の運命をも背負っているのです.
◆世界の総人口 70億人を突破 世紀末までに100億人突破
国連が2011年5月3日に発表した「2010年版の世界人口予想」によると、世界の人口は現在の約70億人、2050年までに90億人を突破する見通しだ。世界の人口は2023年に80億人、41年に90億人81年以降に100億人に増え、21世紀が終わる2100年までには101億人に達する見通し。
According to the medium variant of the 2010 Revision of World Population Prospects, the world population is expected to increase from 6.9 billion in mid-2011 to 9.3 billion in 2050 and to reach 10.1 billion by 2100. Realization of this projection is contingent on the continued decline of fertility in countries that still have fertility above replacement level (that is, countries where women have, on average, more than one daughter) and an increase of fertility in the countries that have below-replacement fertility. In addition, mortality would have to decline in all countries.
Copyright © 2010, 2011 by United Nations. All rights reserved.
国連人口局のHpより2011年5月3日のレポート 報告書英文pdf版
Department of Economic and Social Affairs Population Division
■地球環境の今
◇米国のミシシッピー河の洪水2011年5月】
米国NASAの地球観測ホームページImage of the Dayの2011年5月7日付の
”Floods Spread South along the Mississippi River”の記事です.
2011年の洪水時の衛星画像(5月6日)と昨年の平常時(2010年5月6日)に観測された画像が見られます.
The Moderate Resolution Imaging Spectroradiometer (MODIS) on NASA’s Aqua satellite acquired the image on May 5, 2011, and the image exactly one year earlier.References
Associated Press. (2011, May 6). Flooding begins in Mississippi Delta; Memphis residents moving out. The Tennessean. Accessed May 6, 2011.
National Weather Service. Advanced Hydrologic Prediction Service. Accessed May 6, 2011.
◆世界の人口,日本の人口,台東区の人口の推移
G:東アジアの人口密度分布図(2000年)
LandScan 2000 was developed by Oak Ridge National Laboratory with funding by the Department of Defense. Support for the on-line distribution of LandScan was made possible by NASA's Socioeconomic Data and Applications Center (SEDAC), at Columbia University
◇日本の人口推移
既に人口減少状態に陥った日本.過去にも江戸時代に人口減少の時期はありましたが,現在の少子化,高齢化における人口減少は初めてでは! 2020年頃までの元気な高齢者,団塊の世代の役割が日本の現在世代,未来世代のためにも重要では・・!
◇台東区の人口推移
台東区の人口,戦後のピーク時36万人から半減,15万人近くまで減少した台東区の人口.しかも高齢者率も日本最先端,世界最先端の区でありましたが,現在16万人を超えて,緩やかな増加傾向です.